特発性血小板減少性紫斑病 自己免疫疾患

本疾患は、血小板膜蛋白に対する自己抗体が発現し、血小板に結合する結果、主として脾臓における網内系細胞での血小板の破壊が亢進し、血小板減少を来す自己免疫性疾患である。. 最近、欧米において本症は、一次性免疫性血小板減少症（primary immune 1 特発性血小板減少性紫斑病 体験談 2 はじめに 特発性血小板減少性紫斑病（idiopathic throm-bocytopenic purpura：ITP）は，原因不明の後天 性血小板減少症として定義されてきたが，ITPの 3 特発性血小板減少性紫斑病 症状 4 特発性血小板減少性紫斑病（ITP）とは、出血を止める血小板という血球が減少して起こる疾患です。患者数は国内に27,〜30,名で、急性型は子どもに多いという特徴があります。特発性血小板減少性紫斑病の症状・原因・分類について、 5 日本内科学会雑誌 第巻 第7号・平成26年7月10日 Ⅲ．診断と治療 1．特発性血小板減少性紫斑病（免疫性血小 板減少症） 小松 則夫 6 クスリの副作用で血小板数が減ることもあります。. その他、さまざまな病気で血小板数が減少することが知られており、それらをすべて除外してはじめて特発性血小板減少性紫斑病が疑われます。. また、特発性血小板減少性紫斑病で血小板数が少ないから 7 血小板減少性紫斑病写真 8 １．概要本疾患は、 9 特発性血小板減少性紫斑病（Idiopathic thrombocytopenic purpura、以下ITPと略します）とは、血小板減少を来たす他の明らかな病気や薬剤の服薬がなく血小板数が減少し、 10 特発性血小板減少性紫斑病（ITP：Idiopathic Thrombocytopenic Purpura）は、血液中を流れる血小板が免疫の異常により減少し、出血しやすくなる病気です。. 通常は外から侵入してくる細菌やウイルスなどを攻撃する働きをしている抗体という蛋白質が、自分自身の血 11 自己免疫疾患. 自己免疫疾患とは免疫系が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気です。. 自己免疫疾患の原因は不明です。. 症状は、自己免疫疾患の種類および体の中で攻撃を受ける部位によって異なります。. 自己免疫疾患を調べる 12